<2020年12月3日配信>
先日、株式会社スペースマーケットは、パーティースペースでの幹事経験者138人にアンケート調査を実施し、その結果を公開しました。
ゲストの利用動向を知ることは、レンタルスペースにより多くの予約を集めるためには非常に重要です。
本記事では、公開されたアンケート結果から、ホストがすぐにでも実践すべきことをピックアップしていきたいと思います。
目次
下図は、レンタルスペースでの飲み会・パーティーで1人あたりの費用をまとめたもの。最もボリュームが大きいのは「3,000円〜3,999円」で31.2%、次いで「2,000円〜2,999円」が29.7%となっています。
幹事がレンタルスペースを探す際、当然予算は限られますので「利用料 < 1人あたり費用 × 参加人数」となるように検索をしているケースが多いのではないでしょうか。
それを踏まえると、ホストはレンタルスペースの利用料を決定する際に、1人あたり費用は有効な指標になると言えます。
過去の予約を調べると、
平均利用人数 8人
平均利用時間 4時間
1人あたり費用を2,000円で設定する場合、
予約1組の予算は16,000円
清掃オプション 5,000円、利用料 11,000円
1時間あたりの利用料は、2,750円
上記のように、基準となる利用料を算出することができます。もちろん、繁忙期・閑散期、近隣競合スペースの利用料などを踏まえて、日々調整は必要となりますので、ご注意ください。
下図は、レンタルスペースにあって良かった設備・サービスに関するアンケート結果です。
1位:ゴミ回収(55.1%)
2位:Wi-Fi(49.4%)
3位:ホットプレート(29.7%)
ゴミ回収については、有料オプションとして提供されることが一般的です。相場は3,000円〜5,000円程度。ゴミ回収費用をスペース利用料に含めているスペースもありますが、予約サイトの価格検索でひっかからなくなってしまうため、PV数が減少する可能性があるので要注意です。
Wi-Fiは、初期費用0円、月額3,000円〜4,000円で契約できるWi-Fiを導入されているスペースが多いのですが、速度低下時にゲストが本機を触ることによって接続設定が変更されてしまう等、メンテナンスの手間がかかる場合があるので注意が必要です。工事が必要となりますが、レンタルスペースの運営を長く続ける予定であれば、光回線を通してしまう方がネット速度も速く、メンテナンスの手間もあまりかからないので、運営工数は抑えられるかと思います。
ホットプレートは、BURUNOを導入しているスペースが増えています。デザインのかわいさがリスティングに掲載する写真で映えるだけでなく、たこ焼き、鍋、鉄板焼きなど多機能な点も導入が増えている理由だと思われます。
下図は、レンタルスペースで飲み会・パーティーを開く場合、重視するポイントに関するアンケート結果です。
1位:立地(79.7%)
2位:価格(68.6%)
3位:空間の清潔さ(60.9%)
注目は「空間の清潔さ」です。コロナ禍をきっかけに「コロナ対策はされていますか?」「換気はできますか?」「利用直前に清掃をお願いできますか?」など、ゲストから問い合わせが来るケースが急増しました。スペースマーケットなどの予約サイトにも感染対策に対する表示項目が設置されるなど、ゲストの関心の高さがうかがえます。
実際に清潔さを確保することは重要ですが、写真で見たときに清潔そうな印象を与えることも重要です。ホストはこれまで以上に配慮が求められています。
以上、ホストがすぐにでも実践すべきことをピックアップしてきました。
スペースマーケットは定期的にゲストアンケートを実施し、その結果をプレスリリースで配信しています。ゲストの動向を把握することは、レンタルスペースをより良いスペースにするために欠かせない情報ですので、もれなくチェックすることをおすすめします。
参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000165.000015560.html
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