<2024年10月8日更新>
全国で900以上のレンタルスペースを運営代行している当社が、管理スペースの生データを集計して毎月の売上推移を発表しております。
ご自身のスペースの売上推移と連動しているか比較していただき、スペースの強み/優位性、あるいは課題/改善点の発見にお役立てください。
【本記事で知れること】
目次
会議室(〜19名)
小型会議室は昨年同月比と変わらずの結果となりました。賃料目線で7万円ぐらいまでの貸会議室はほぼ全ての物件で黒字になっているレベルで推移しています。最近は新規で貸会議室を立ち上げたいという御依頼も多く、どの会議室も好調なスタートが切れております。
会議室(20名〜)
大型会議室は昨年同月比と比べて6.5%のダウンとなりました。先付と着地売上を見通しやすい大型会議室。10月は先付が好調なのでそのまま着地売上も期待できそうです。オフィス街立地の会議室はもちろん好調ですが、少し外れたエリアで見ると小伝馬町駅、海老名駅、小田原駅の会議室が関東圏だと好調でした。
コインブース
ワークブースは前年同月比で見ると22%ダウンしていますが、先月比ですと5%アップでした。3連休が2回あった事が、想定より売上に影響しているようです。3連休明けの火曜日の利用が落ちていますので、恐らく週明けの全体会議などがあり、外での打ち合わせが減っているのだと考えられます。極端な話、12連休より3連休×4回の方がビジネス系スペースの売上に影響が大きそうです。
パーティースペース
パーティースペースは昨年同月比で約14%のプラスとなりました。推し活やコスプレ撮影需要もまた増えてきている印象です。ハロウィン予約は10月に入ってから数件入ってきていますが、果たして今年はハロウィンパーティーがどれぐらい行われるのか注目ですね。
【集計項目】平均売上高、平均先付売上高(月初時点)、前月比 ※2024年6月にリニューアル
【カテゴリー分け】コインブース(1名ブース)、会議室(〜19名)、会議室(20名〜)、パーティースペース
※集計対象スペースは、管理スペースの一部です。
会議室(〜19名)
小型会議室は昨年同月比とほぼ同じ結果となりました。お盆の影響がやはり大きく8月10日~18日までの予約が大きく減少。ビジネス系のレンタルスペースはどうしても連休には勝てないですね。9月の先付は昨年よりも微増しており、好調は維持していると見ています。
会議室(20名〜)
大型会議室は昨年同月比と比べて10%ダウンの結果となりました。小型会議室よりもさらに大型会議室はお盆の影響を大きく受けました。9月以降は資格試験の対策授業や下期に向けた会議など会議需要は増えてくると予想しております。
コインブース
ワークブースは前年同月比で23%ダウンの結果となりました。お盆の影響が大きく、浜松町のようなビジネス街は連休はかなり大きなマイナスだった一方で、住宅地エリアのワークブースは連休の方が売上が上がっていました。
パーティースペース
前年同月比で28.4%ダウンと大幅なマイナスとなりました。パーティーは3連休まではプラスに働きますが、4連休以上になるとマイナスに働くのが最近のトレンドです。休日、祝日以外の要因としても、パーティースペースが全国の大都市圏で大幅に増えている事も影響は大きいと見ています。
会議室(〜19名)
昨年同月比で約5%アップ、先付も2%アップとなりました。着実に売上が伸びている小型会議室。特にオフィス街立地の会議室の売上アップが顕著です。
会議室(20名〜)
昨年同月比で5.4%ダウンとなりました。微減してはいるものの、回復トレンドです。新規プロジェクト立ち上げのための1ヶ月レンタルなど、長期予約も非常に増えてきています。
コインブース
先月と比べると売上約10%アップ、昨年同月では17.8%ダウンの結果となりました。昨年から比べるとサンプル数が約3倍となっており、数字が引き続き暴れてはいますが、猛暑でオンライン会議に切り替える方が多かったのか7月は6月よりも良い結果となりました。
パーティースペース
昨年同月比は13%ダウン、8月の先付も昨年と比べて25%ダウンです。猛暑に加えて祝日も少なかった事が影響していると考えられます。8月のお盆休みは予想通りレジャーや旅行に予約が流れているので、価格調整などで凌ぐ守りの戦略になるでしょう。
会議室(〜19名)
先月に続き昨年同月比は約5%アップ。会議室は全国で満遍なく需要が上がってきております。予約内容としては、会議に加えてインターンシップや研修利用も増えてきました。名古屋にある弊社管理のある小型会議室では、近くで大手企業の長期プロジェクトがあり、社員の休憩スペースとして150万円の3か月間貸し切り予約が入りました。
会議室(20名〜)
先付では昨年同月比がマイナスだったものの、着地は昨年同月比4%のアップでした。大型になるほど先付が指標としては重要になります。7月も先付指標が昨年同月先付と比べて微減なので、着地売上がどうなるか楽しみですね。
コインブース
先月と比べると売上がアップしたものの、昨年同月比では約28%の減少。サンプル対象のブース数が去年より3倍ほど増えた影響も大きいですが、競合の個室スペースが増加傾向な事も影響しています。
個室ブースの集客を大きくドライブさせる仕掛けについては、現在仕込み中のため数か月以内に公表予定です。
パーティースペース
昨年同月比で-3%の微減となりました。お盆期間は旅行やレジャーに流れてしまい、売上は落ちる可能性が高いです。おうちキャンプ推しや、光回線導入でサブスク動画をサクサク見ることができるようにするなど対策を行なっていきましょう。弊社では原稿修正で売上が少し上がったスペースもあります。
会議室(〜19名)
少人数会議室は前年とほぼ同じ売上となりました。GWの影響も加味して考えると、昨年よりも伸びてきていると考えられます。6月の先付データを見てみても昨年6月先付を上回ってきており、復調してきている事が伺えます。
会議室(20名〜)
大型会議室については2ヵ月連続で昨年同月比を超える結果となりました。引き続き好調を維持しています。売上を見ると都内だけでなく、名古屋や福岡の大型会議室も好調です。
コインブース
ワークブースは昨年同月比で20%売上としては落ちています。最も大きな下落要因はGW。旅行やレジャーに時間を使う方が昨年よりも多かったと考えられ、4月29日~5月6日ごろまで稼働がかなり落ちていました。また、この1年でワークブースの数が約3倍に増えた事や、コワーキングスペースなどでも個室スペースの提供を始めている所が多くなった事が要因として挙げられます。
パーティースペース
パーティースペースは昨年同月比で見ると20%程度落ちている状況です。競合の激化が最も大きな要因と考えられるので、年数の経っているスペースについてはトレンドに合わせたお部屋の改良や設備のリニューアルも考えていかないといけません。繁忙期の12月まではまだ期間もありますので、会議需要を取り込むなどの工夫も必要です。
コインブース
4月は売上高で見ると過去最も低い売上グロスとなりました。要因としては、4月1週目〜2週目に会社行事などが集中していたこと、4月最終週のGWの影響が大きかったと予想されます。昨年と比べても、イベント数のレンタルスペース稼働への影響が大きくなっている印象です。
会議室(〜19名)
会議室も前年同月比で売上は微減となりました。こちらもコインブース同様、社内イベントの影響が大きかったと予想しております。小型の会議室はボードゲーム会やコスプレ撮影などのビジネス用途以外でも利用されるので、連休が大きなマイナスに働かなかったのは救いのある部分ですね。
会議室(20名〜)
大型会議室は引き続き好調な月となりました。まさに4月ならではといえる、期初の報告会や会社研修などの予約がかなり増えています。今年は引き続き好調が予想されますので、参入を検討している方は是非チャレンジする事をお薦めいたします。
パーティースペース
パーティースペースも今期一番の下がり方で、前月からみると35%減少でした。イベントが多かったことに加えて、卒業旅行シーズンなどでお金を使った方は節約傾向だったのではないかと予想されます。また全国で見ても、競合が増加しレッドオーシャン化したエリアが増えてきています。そのようなエリアでは、定期的な備品メンテナンスに加えてお部屋をトレンドに合わせて改良していく事も重要です。
コインブース
2月が好調だった分減少に見えますが、実際は好調をキープした印象の3月です。イベントが多いためか、「休憩場所として」といった利用目的も散見されました。
会議室(〜19名)
前年同月では微減の売上高でしたが、確実に回復しているのは間違いありません。そして3月時点で、4月の先付売上が3月売上を超えているスペースも2割ほどありました。4月は大幅な伸びに期待です。
会議室(20名〜)
小型会議室から需要が回復すると予想しておりましたが、大型会議室の方が需要が急増している印象です。4月は特に連日予約(研修や新店オープンの為のアルバイト面接など)も多く、単価を押し上げているスペースがかなり多いです。
パーティースペース
3月は例年通り、12月に続く繁忙期となりました。ここから12月までは、売上が伸びづらい時期になります。夏需要(バーベキュー需要)をうまく取り入れる事や、価格調整、会議室としての機能アピールなど、様々な策を考えてみましょう。
コインブース
平均売上高の先月比は117%で、+17%と力強い回復を見せました。新卒と合わせて中途採用の面接や面談も非常に増えているのが景気好調を感じさせます。
会議室(〜19名)
前年同月比では微減しているものの、前月比ではこちらも力強い回復が見られました。特徴としては、設備に光回線などの高速Wi-Fiを入れているお部屋の予約がやはり伸びております。運用歴の長い会議室は、備品のメンテナンスや交換が必要ではないかチェックしてみましょう。
会議室(20名〜)
大型会議室も1月からの反動で大きく回復しております。2月に入ってから、明らかに複数日でのセミナー予約が増えてきております。大型予約が狙える環境は醸成されていますので、今のうちに価格が最適かどうか見直しを行いましょう。
パーティースペース
平均売上高で1月よりもさらに下がる結果となりました。2月は、パーティースペースを使う目的となるイベントが少なく、毎年減少傾向があります。加えて、大学生はテスト期間が被り、あまり遊ぶ時間が取れないという点も要因にあげられます。3月は卒業パーティーラッシュが来ますので、若い方向けのパーティースペースは今のうちに対策をしておきましょう。
例)金額を上げる/ゴミの出し方を分かりやすく説明する/禁止事項を明確にしておく など。
コインブース
平均売り上げは、前月比、前年同月比、どちらもダウンとなりました。12月の年末の動きと合わせて、1月8日まで長期のお休みを取る方が多かったと予測しています。また、レジャーなどの指数とマイナスの相関があるとも思われます。1月後半は一気に予約が戻ってきているため2月に期待しましょう。
会議室(〜19名)
前月比11%ダウン、また前年同月比もダウンしております。ワークブース同様に、長期休みの影響が大きかったのではないでしょうか。研修や採用の問い合わせ自体は1月後半から増えてきておりますので、繁忙月にきちんと売り上げを上げていけるかどうかが会議室も重要になってきそうです。
会議室(20名〜)
こちらも小型会議室(〜19名)と同様にダウン。2ヵ月連続で前月比が約10%以上下回っています。大型会議室の運営会社に話を伺ったところ、3月は既に予約が埋まってきているというお話もありますので、需要が戻ってきているのは間違いと思われます。
パーティースペース
1月はパーティースペースも急落です。長期休みはレジャー関係に時間とお金が使われる傾向にあるため、パーティースペースにはあまり流れてこない、また、12月にお金を使った分節約意識も働いている、という点が関係しているのだと思われます。パーティーは、閑散期に黙々とテコ入れをして3月に備えましょう!
2023年12月までの売上データは下記の記事をご覧ください。
【2022年•2023年】データから見るレンタルスペース売上動向・トピックまとめ
当社は、レンタルスペースの企画・運営支援サービス「METROMINUTES(メトロミニッツ)」を運営しております。
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