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レンタルスペース業界の2021年上期を振返り | ニーズの変化と各社の取組み

<2021年9月24日配信>

 

2020年、コロナ禍の影響を受け、人々のライフスタイルは変化しました。

 

レンタルスペース業界においては、2020年2月から予約キャンセルが相次ぎ、レンタルスペースビジネスに取り組む事業者は従来型の成功パターンを捨て、新たなライフスタイル、変化したニーズへの適応が求められました。

 

  • リアルからウェブへ
  • オフィスではなく自宅で
  • 大人数利用から少人数利用へ
  • 価格重視よりも安全性重視
  • 都心より自宅近く

 

2021年に入っても、コロナ禍の終息は全く見えない状況が続いておりますが、4月〜9月において、各社から様々な取組みが開始され、急成長するプロダクト・サービスも見られるようになりました。

 

本記事では、レンタルスペース業界のトピックや各社の取組みをご紹介させて頂きます。

 

 


 

“テレワーク専用”
個室ブースの販売が好調

テレキューブ

「テレキューブ」は、ブイキューブ社が提供する個室ブースです。遮音性の高い完全個室で、電源やWi-Fi環境も完備されているため、テレワークを行う場所として最適です。2021年8月に同社が発表したIR資料によると、駅や空港、ビルエントランスなどの公共空間向けに300台以上が設置され、”今後も堅調な進捗を見込む”としています。

 

PaO(パオ)

「PaO(パオ)」は、クルトン社とタック・ハイテクウッドグループが共同開発した個室ブースです。防音性の高さや電源・Wi-Fi環境の完備はもちろん、デザイン・サイズが豊富で、スマートロックの設置も可能です。

 

 

空室・空き床にPaOを設置し、第三者にレンタルスペースとして有料で貸し出すことにより、空室・空床の収益化を図ることができます。さらに、利用者の集客や問い合わせ対応、清掃作業など、貸し出す際の運営業務はクルトン社(メトロミニッツ)にすべて委託することも可能です。

 

2021年1月から販売を開始し、ファミリーレストラン、オフィスビル、シェアハウス、商業施設など様々な空間に導入して頂き、販売台数は100台を突破。2022年3月までに300台を突破する見込みです。

 

※テレワーク専門の個室ブース「PaO」のお問合せは本ページ上部「お問い合わせ」「無料オンライン面談」からご連絡ください。

 

 

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狭小スペースが連日盛況

テレスペ

テレスペは、テレワーク・テクノロジーズ社が提供するワークスペースのシェアリングサービスです。1日990円、4時間2,200円などの短時間からレンタルできるプランに加え、月額24,800円で都内の運営スペースが使い放題というサブスクリプションサービスも展開。テレビやネットニュースにも多く取り上げられ、今後の成長が期待されています。

 

ミニマルワークスペース

テレワークとZOOMの普及により、レンタルスペースのニーズは変化しました。それにより、収容人数が大きく、利用単価の高いスペースは予約が入りにくくなった一方、安く借りられる1〜3名程度の小さなスペースの予約が急増しました。

 

 

下画像は東京都23区外にあるミニマルワークスペースの予約状況をまとめたカレンダーです。広さは7坪、築年数30年程のワンルーム物件です。

 

 

 

商業施設にレンタルスペース導入

ソコラ1階にレンタルスペース

野村不動産は2021年10月にソコラ南行徳を開業し、1階にポップアップショップ・貸会議室、レストスペースが一体となったコンセプトゾーンを設置。「各種ワークショップやイベントなどの開催を通じ、地域の皆さまにいつ訪れても楽しんでいただけるスペースを目指します。」としています。

 

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000332.000025694.html

 

 

イオンモールとオフィスが融合

イオンは愛知県名古屋市に商業施設「イオンモール Nagoya Noritake Garden」を開業します。1~3階は商業ゾーン、4~6階にはオフィスの新ブランド「BIZrium(ビズリウム)名古屋」を展開、貸し会議室も導入。

 

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2109/01/news087.html

 

 


 

最後に、

 

レンタルスペースのニーズがコロナ禍を経て、大きく変化し、それに合わせて利用者に提供されるサービスの形も変化しています。

 

企業のテレワーク導入は2020年の試験導入期間を経て、今年から本格導入を発表する企業が相次ぎ、テレワークは一過性ではなく、今後もワークスタイルとして定着すると考えられます。

 

2021年上期は、定額借り放題、駅近の個室ブースなど「テレワークに最適な場所」を求める利用者に対するサービスの成長が目立ちました。今後もこうしたサービスは各社からリリースされると見込まれます。

 

 


 

 

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