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スペースマーケット社の決算発表から見るレンタルスペース業界のトレンド

2021年11月12日、株式会社スペースマーケットが第3四半期の決算発表を行いました。(決算発表資料はこちら

 

同社が運営する「SPACE MARKET」には、16,439件ものレンタルスペースが掲載され、通期業績予想ではなんと年間GMV32億円と、非常に大きな成長を見込んでいます。決算発表資料には、レンタルスペースにおける注目トピックが数多くまとめられ、レンタルスペースを運営するホストにとっては必見の内容となっていますので、簡単にご紹介したいと思います。

 

※GMV(Gross Merchandise Value)とは、プラットフォーム利用金額の総額

 

▼こんな方におすすめの記事です。

  • レンタルスペース業界のトレンドを知りたい
  • 予約が伸びず苦戦している、対策を考えたい
  • これからレンタルスペースを始めたい
  • どんなスペースであれば売上を伸ばせるのか調査したい

 

トピック

GMVは過去最高を記録! コロナ禍を乗り越え、成長軌道へ!

 

コロナ禍の影響によりレンタルスペース売上の低下を余儀なくされたホストの方は多いのではないでしょうか。当社も昨年2月頃から決まっていた予約が相次いでキャンセルされ、新規予約も激減する等、相当のダメージを負いました。ようやく長いトンネルから抜け出し、再びレンタルスペース業界が成長軌道へ戻ろうとしています。

 

 

月間利用スペース数がコロナ前の3Qと比べ、64.6%増加

 

利用されたレンタルスペース数が急増しており、レンタルスペース利用の認知度が拡大していることを示していると考えられます。これは業界にとって喜ばしい限りです。とはいえ、まだまだ認知度の伸びしろは大きく、今後ますますの増加が期待できます。

 

 

利用されたスペースの広さは少人数利用の需要へ対応したサイズへと変化

 

これはビジネス系レンタルスペースを主体に展開する当社が最も実感している点です。コロナ前と比較し、1人での利用が急増しました。「テレワーク」の普及が背景にあると考えています。zoomやGoogle meet、Teamsなどを使ったオンライン会議・商談・面接が頻繁に行われるようになり、そのたびに静かな個室が必要となります。しかし、カフェやファミレスなどでは第三者への情報漏洩や店内BGMによる音声混濁が起き、スムーズにストレスなく会話することは困難です。そのため、安く短時間貸切できるレンタルスペースが多く利用されるようになりました。

 

当社のミニマルワークスペースや、防音ワークブース「PaO」も予約数が急増し、空室対策として導入されるケースが増えています。

 

関連記事「テレワークの場所としてレンタルスペースが選ばれる理由

 

 

東京都以外のエリアのGMV合計 過去最高!

 

コロナ前は、高い収益をあげるには東京、大阪、名古屋、博多、札幌などにあるターミナル駅近辺に、レンタルスペースを開業することが重要とされていました。(もちろんケースにより例外はあります。)しかし、昨年には行動自粛が呼びかけられ、人々の行動範囲は変化したことにより、自宅近くもしくは自宅最寄り駅近辺などでレンタルスペースが利用されるケースが増加しました。

 

今後の方針

“コロナ禍でも変わらないニーズ、コロナ禍ならではのニーズに対応した少人数利用のGMVを伸ばすことで、下記の業績を達成していきます。”

 

上記は決算発表資料の文言をそのまま引用しています。今後の方針として、「少人数利用のGMVを伸ばす」と明言されています。これはあくまで当社の予想でしかありませんが、今後、少人数利用を伸ばすための特集やゲスト向けに割引クーポンを発行する等の施策を打たれるかもしれません。

 

これからレンタルスペースを始めたい方は、少人数スペースのオープンを検討してみるのも良いのではないでしょうか。すでに運営されていて、売上対策を検討している方は特集やクーポン配布を見越して、少人数専用プランの設置や、スペースの区分け等を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

参照:株式会社スペースマーケット 「2021年12月期第3四半期決算説明資料

 

 

 


 

 

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